歴史と現代のテイストの融合:マイアミの伝説のホテルをよみがえらせたカップル

基礎データ

  • シェフとしての新しいキャリアと同時にAirbnbで宿泊施設の運営に成功
  • 由緒あるホテルをB&Bとして復活させ、グルメなおもてなしで成功に導く
  • 2018年、歴史的アフリカ系アメリカ人地区で22室のB&B「コッパー・ドア(Copper Door)」をオープン。当時の空気をよみがえらせる
  • おばあちゃんの家にサバンナのスタイルを融合したようなB&Bが、その雰囲気でAirbnbユーザーにヒット

JamilaさんとAkinoさんの2人は数年前、マイアミのオーバータウン地区で、板で塞がれた廃ホテルを偶然見つけるという運命的な出会いをしました。

Jamilaさんは当時Akinoさんに「これこそが探していた場所だ。ここは可能性であふれている」と伝えたそう。

2人の出会いはそれからさらに数年前、マイアミのジョンソン&ウェールズ大学での学生時代でした。地元の飲食業界でキャリアを積んだ後、2人はヨーロッパにしばらく滞在。Akinoさんはコペンハーゲンの有名レストランで勤務し、その間Jamilaさんはクウェートとドバイでの新規レストラン立ち上げを手伝うため中東を複数回訪れていました。米国に戻った後、Jamilaさんはフォートローダーデールで副業として複数のAirbnbリスティングの管理を行いました。2人は以前からホスピタリティ業界への参入を考えており、Jamilaさんはホストとしてビジネスを構築する方法について理解したいと考えていました。

同じ起業目標を共有する2人でしたが、Jamilaさんは大きい視野でものを見るのに長け、Akinoさんは毎日のタスクに焦点を合わせることが得意という、お互いを補完し合う長所を持っていました。マイアミのブエナビスタ地区に住んでいる間、2人は近くの物件を購入し、多数のユーザーの閲覧が狙えるAirbnbに掲載することにしました。Airbnbでの成功によりゲストの日々のニーズを満たす業務に自信が得られ、さらに新しいビジネスアイディアが生まれました。一か所でおもてなしとグルメが味わえるデザイナーズホテルです。

AkinoさんとJamilaさんがマイアミのコッパー・ドアB&Bで料理とおもてなしを融合

後世代に残したい歴史 

そして、2人の夢を具現化したような物件に出会ったのです。マイアミでも重要な歴史を受け継ぐ地区にあり、レストランとホスティング体験を組み合わせるのにまさに理想的な場所でした。

歴史的なアフリカ系アメリカ人地区であるオーバータウンにあるこの廃ホテルは、かつて「ディメトリー・ホテル(Demetree Hotel)」と呼ばれており、ロビンフッドの異名を持つお騒がせ実業家Jimmy Demetree氏に所有されていました。1940年代に建築され、地区を訪れる有名ミュージシャンたちの宿として使用されてきたホテルでした。JamilaさんとAkinoさんは、ここがAirbnbで歴史的なマイアミの空気を味わいたいゲストたちの希望を叶えるB&Bとして、またAkinoさんがシェフとしての腕をふるう場所として最適だということに気が付きました。

伝統とモダンの融合

2人は物件の取得後、できるだけ元の建物の個性を残しながら、同時にモダンな印象をゲストに与えるためのリノベーションを行いました。2階のカーペットを取り払ってみると、そこにあったのは美しい堅木張りの床でした。その時の印象をJamilaさんは「建物の個性がそこに凝縮されていた」と語っています。2人はホテルのフロントデスクを当時のまま復元することに成功し、古いドレッサーをロビーの温かい飲み物のディスペンサーへと変身させました。さらにロビーにはギャラリーを設け、多くは地元マイアミ出身であるアフリカ系アメリカ人のアーティストたちと契約し、作品を展示することにしました。作品は四半期ごとに交換され、一部の作品は購入可能です。

「この場所に立ったなら、その物語に気づかずにはいられないでしょう。この地区の個性を反映しているだけでなく、Akinoと私の細やかな気づかいも感じていただけるはずです」(Jamilaさん)

コミュニティを育む芸術的な食事

「コッパー・ドアB&B(The Copper Door Bed & Breakfast )」は2018年夏季に正式に営業を開始。全22室の客室の多くからはマイアミの街が見渡せます。その開業は、偶然にもオーバータウンの再生プロジェクトと同じ時期という最高のタイミングでした。この地域で唯一のデザイナーズホテルである本施設はマイアミ川の近くにあり、多くのレストランからも徒歩圏内です。またダウンタウンやサウスビーチ、駅にも近い立地です。 「本当にユニークな経験をしていただけます。まるでおばあちゃんの家をサバンナ風にしたB&Bですが、流行と文化の風を感じるマイアミにあります」と語るJamilaさん。

Akinoさんが作る朝食はさまざまな種類のエッグベネディクト、ポルケッタと卵のサンドイッチ、その他豊富なグルメメニューで構成されており、コッパー・ドアのハイライトにもなっています。「Akinoは一流シェフです。朝にちょっとコーヒーを飲むか、というときに目の前に芸術的な一皿が現れるんです。嬉しい驚きでしょう」(Jamilaさん) 

「この場所に立ったなら、その物語に気づかずにはいられないでしょう」

Jamila, Copper Door Bed & Breakfast

朝食はゲスト間でのつながりを作る役割を果たしました。「朝食の席は、ゲストたちがこれから何をするか、今まで何をしたか、何をすべきか、すべきでないか、最高なハッピーアワーのあるバーはどこか、そんなことを話し合える場になっています」と語るJamilaさん。AkinoさんとJamilaさんは、朝食を食べるゲストたちのそんな会話に入り込むこともしばしばあるそう。

さらに翼を広げる

Jamilaさんによれば、コッパー・ドアはまだ未完成なものの、すでに強固なビジネス基盤が確立できています。そしてAirbnbは、コッパー・ドアが提供するユニークな経験を求める旅行者を惹きつける仲介役として、大きな役割を務めてきました。実にゲストの3分の1以上がAirbnbを通じて予約を行っています。今後もAirbnbでその存在を広め続け、高評価レビューを獲得し、Airbnbのプロホスト用ツールを活用することで弾みがつき、Jamilaさんの予想によればAirbnbのゲスト数は全体の半分に到達すると思われます。Airbnbのプラットフォームの活用術として、たとえば2人はチェックイン後に必要なものがあるかどうかを、ゲストにメッセージを送信して尋ねています。「このような気づかいにより、おもてなしの心を感じてほしいと思っています。滞在がより親密なものになるでしょう」とJamilaさん。

現在Akinoさんは隣接するカフェの改装に取り組んでおり、朝食のみを提供してるところを全日のレストランに変え、一般に向けて営業することを計画しています。また、2人は2軒目のB&Bを開こうと同地区でさらに個性豊かな物件を探している最中です。そんな2人の大きく成長し続ける起業家としての夢をAirbnbは後押ししています。「可能性は無限大だと感じます」とJamilaさん。

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